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法学初学者が行政書士試験で最初にやるべき3つのこと

法学をゼロから学ぶ初学者向けに、行政書士試験の学習で最初にやるべき3つのステップを解説。法律用語の壁を乗り越え、効率的にスタートダッシュする方法を紹介します。

はじめに|法学初学者でも行政書士試験は合格できる

「法学部出身ではないけれど、行政書士試験に挑戦したい」。そう考えている方は少なくありません。実際、行政書士試験の受験者の多くは法学未経験者であり、社会人としてゼロから法律を学び始めて合格を勝ち取った人が毎年大勢います。

しかし、法学初学者が最初に直面するのは「法律の壁」です。テキストを開いた瞬間、見慣れない用語が並び、条文を読んでも日本語なのに意味がわからない。この最初の壁をどう乗り越えるかが、学習の成否を大きく左右します。

本記事では、法学をゼロから学ぶ初学者が、行政書士試験の学習で最初にやるべき3つのステップを解説します。この3ステップを順に踏むことで、法律の壁を乗り越え、効率的にスタートダッシュを切ることができます。

法学初学者が直面する3つの壁

まず、法学初学者が行政書士試験の学習を始めたときに、どのような壁にぶつかるのかを整理しましょう。敵を知ることで、対策が立てやすくなります。

壁1:専門用語がわからない

法律の世界には、日常生活では使わない独特の用語が大量に存在します。さらに厄介なのは、日常語と同じ言葉が法律では全く異なる意味で使われるケースです。

たとえば「善意」と「悪意」。日常会話では「善い心」「悪い心」を意味しますが、法律用語では「ある事実を知らないこと」が善意、「ある事実を知っていること」が悪意です。道徳的な善悪とは一切関係ありません。

このような用語の意味を知らないままテキストを読んでも、内容は全く頭に入りません。初学者が最初に感じる「テキストが難しすぎる」という感覚の大部分は、実は用語の壁に起因しています。

壁2:条文の読み方がわからない

法律の条文は、独特の文体で書かれています。一文が非常に長く、「ただし書き」や「前段・後段」といった構造があり、普通の文章の読み方では正確な意味を把握できません。

たとえば、民法96条1項は「詐欺又は強迫による意思表示は、取り消すことができる。」とシンプルですが、同条2項は「相手方に対する意思表示について第三者が詐欺を行った場合においては、相手方がその事実を知り、又は知ることができたときに限り、その意思表示を取り消すことができる。」と一文が長く、主語・目的語・条件の関係を正確に読み取る必要があります。

条文を正確に読む力は、行政書士試験の全科目に共通する最も基本的なスキルです。

壁3:論理構造が複雑

法律学の学習では、「要件と効果」「原則と例外」「類推解釈と反対解釈」といった論理的な思考が求められます。日常生活では意識しない厳密な論理構造を理解する必要があるため、初学者は「何が書いてあるのかは読めるけれど、なぜそうなるのかがわからない」という状態に陥りがちです。

しかし、この論理構造を理解する力は、一度身につければ全科目に応用が利きます。最初は苦労しますが、「法律の思考方法」を習得すること自体が、合格への大きなステップです。

ステップ1:法律用語の基礎を固める

初学者が最初にやるべきことは、法律用語の基礎を固めることです。テキストの内容を理解するための「前提知識」を先に仕込むことで、その後の学習効率が飛躍的に向上します。

最低限覚えるべき法律用語30選

以下は、行政書士試験の学習を始める前に理解しておくべき基本用語です。全てを暗記する必要はありませんが、テキストで出てきたときに「あ、これは知っている」と思えるレベルにしておきましょう。

日常語と意味が異なる用語

用語法律上の意味善意ある事実を知らないこと悪意ある事実を知っていること果実物から生じる収益(家賃・利息など)瑕疵(かし)欠陥・不備があること対抗自分の権利を第三者に主張すること

法律独特の概念

用語意味推定する反対の証拠がない限りそう扱う(反証により覆せる)みなす反対の証拠があっても、そう扱う(覆せない)準用ある条文の規定を、別の場面にも当てはめて適用すること適用除外ある条文の適用を受けないこと善意無過失ある事実を知らず、知らないことに過失もないこと第三者当事者以外の者

法令用語(接続詞など)

用語意味又は単純な選択(AまたはB)若しくは「又は」の下位の選択及び単純な並列(AかつB)並びに「及び」の上位の並列直ちに即座に(最も急ぐ)速やかにできるだけ早く(訓示的)遅滞なく正当な理由がない限り遅れてはならないその他の前の語が後の語の例示その他前の語と後の語が並列

法律独特の言い回しに慣れる

法律の条文や解説では、独特の言い回しが多く使われます。以下のパターンに慣れておくと、テキストの読解がスムーズになります。

「〜することができる」と「〜しなければならない」

  • 「できる」は権利や権限を表す(任意規定)
  • 「しなければならない」は義務を表す(強行規定)
  • 「〜するものとする」は原則として従うべきだが、例外を完全に排除しない

「この限りでない」

  • ただし書きの末尾に使われ、前段の例外を示す
  • 例:「AはBでなければならない。ただし、Cの場合はこの限りでない。」

「前項の規定にかかわらず」

  • 前の条文の例外を示す表現
  • この表現が出てきたら、「原則は前項、例外がこの項」と整理する

おすすめの入門書

テキストに入る前に、法律の読み方を学ぶための入門書を1冊読んでおくことをおすすめします。

入門書を選ぶポイントは以下のとおりです。

  • 法律用語を丁寧に解説している
  • 条文の読み方を具体例付きで説明している
  • 法律の基本的な考え方(要件と効果、原則と例外など)を扱っている
  • ページ数が200ページ以内で、1〜2週間で読み終えるボリューム

入門書に時間をかけすぎる必要はありません。1〜2週間で読み終え、法律の「空気感」をつかんだら、すぐに行政書士試験のテキストに進みましょう。

確認問題

法律用語の「善意」とは、道徳的に善い心を持っていることを意味する。○か×か。

○ 正しい × 誤り
解説
法律用語の「善意」は、ある事実を知らないことを意味します。日常語の「善い心」とは全く異なる意味です。同様に「悪意」はある事実を知っていることを意味し、道徳的な悪意とは関係ありません。たとえば「善意の第三者」とは「ある事実を知らない第三者」のことであり、「善い心を持った第三者」ではありません。

ステップ2:試験の全体像を把握する

法律用語の基礎を固めたら、次は行政書士試験の全体像を把握しましょう。「どの科目から、どのくらいの配点で出題されるのか」「合格に必要な点数はどれくらいか」を知ることで、学習の優先順位が明確になります。

科目構成と配点

行政書士試験は大きく「法令等科目」と「一般知識等科目」に分かれ、合計300点満点です。

科目出題数配点全体に占める割合基礎法学2問8点2.7%憲法5問+多肢1問28点9.3%行政法19問+多肢2問+記述1問112点37.3%民法9問+記述2問76点25.3%商法・会社法5問20点6.7%一般知識14問56点18.7%合計60問300点100%

この表を見て、最初に気づくべきポイントは「行政法の配点が圧倒的に大きい」ということです。行政法だけで112点(37.3%)を占めており、合格点180点の6割以上を行政法でカバーできる計算です。

合格基準を正しく理解する

合格するためには、以下の3つの条件を全て満たす必要があります。

  1. 法令等科目で122点以上(244点満点の50%以上)
  2. 一般知識等科目で24点以上(56点満点の約43%以上)
  3. 試験全体で180点以上(300点満点の60%以上)

特に注意すべきは2の「一般知識の足切り」です。一般知識は14問出題されますが、6問以上正解しなければ、法令科目がどれだけ高得点でも不合格になります。一般知識の足切りを回避しつつ、法令科目で稼ぐという戦略が基本です。

科目間の関連性を俯瞰する

行政書士試験の科目は、それぞれが独立しているのではなく、相互に関連しています。この関連性を理解しておくと、1つの科目で学んだ知識が別の科目にも活きてきます。

行政法と憲法の関連

  • 行政法は「行政権の行使をコントロールする法律」であり、その根底には憲法の人権保障の理念がある
  • 行政事件訴訟法の「処分性」や「原告適格」は、憲法32条の裁判を受ける権利と関連する
  • 行政法を学ぶ中で自然と憲法の知識も深まる

行政法と民法の関連

  • 国家賠償法1条は、民法の不法行為(民法709条)の特則
  • 行政契約の分野では、民法の契約法の知識が前提となる
  • 行政法の「信義則」「権利濫用の禁止」は民法の一般原則(民法1条)に由来する

民法と商法・会社法の関連

  • 商法は民法の特別法。民法の基礎がなければ商法は理解できない
  • 会社法の「代理」「契約」「法人」の概念は民法の知識が前提

この関連性を踏まえると、学習の順序が重要であることがわかります。

ステップ3:まず行政法から始める

初学者が最初に学ぶべき科目は「行政法」です。これには明確な理由があります。

理由1:最大配点で合否を左右する

前述のとおり、行政法は300点中112点(37.3%)を占める最大配点科目です。行政法で高得点を取れれば、他の科目で多少つまずいても合格に手が届きます。逆に行政法が不得意だと、他の全科目で高得点を取らなければならず、合格のハードルが格段に上がります。

合格者の多くは行政法で80点以上(得点率70%以上)を確保しています。行政法を「得意科目」にすることが、合格への最短ルートです。

理由2:条文ベースで論理的→初学者でもとっつきやすい

行政法は、民法や憲法と比べて「条文ベース」の科目です。判例の解釈や学説の対立が問題になる場面が比較的少なく、条文の正確な理解と記憶がそのまま得点に直結します。

たとえば、行政手続法や行政不服審査法の問題は、条文の知識だけで正解できるものが多数あります。「条文に書いてあることをそのまま覚える」という学習法が通用しやすいため、法律学の経験がない初学者でも取り組みやすいのです。

一方、民法は条文の暗記だけでは対応できない事例問題が多く、法的思考力が求められます。憲法は判例の趣旨を正確に理解する必要があり、ある程度の法律的素養が求められます。初学者がいきなりこれらの科目から始めると、挫折するリスクが高くなります。

理由3:他科目との相乗効果

行政法を学ぶことで、法律の基本的な思考方法(要件と効果、原則と例外、立法趣旨に基づく解釈など)が自然と身につきます。この思考方法は、その後に学ぶ憲法・民法の学習にもそのまま活かせます。

また、行政法の学習で条文を読む訓練を積んでおくと、民法の条文もスムーズに読めるようになります。行政法は「法律学習のトレーニング場」としても最適な科目なのです。

行政法の具体的な学習の進め方

初学者が行政法を学ぶ際の推奨順序は以下のとおりです。

  1. 行政法総論:行政行為の概念、行政裁量、法律による行政の原理
  2. 行政手続法:申請に対する処分、不利益処分、行政指導
  3. 行政不服審査法:審査請求の手続き、教示制度
  4. 行政事件訴訟法:取消訴訟の要件、義務付け訴訟、差止訴訟
  5. 国家賠償法:1条(公権力の行使に基づく損害賠償)、2条(営造物の設置管理の瑕疵)
  6. 地方自治法:直接請求、住民訴訟

この順序で学ぶと、行政法の全体像が段階的に見えてきます。特に行政手続法と行政不服審査法は条文暗記の効果が高い分野であり、初学者でも短期間で得点源にすることが可能です。

確認問題

行政書士試験において、行政法の配点は全体の約20%であり、民法と同程度の配点である。○か×か。

○ 正しい × 誤り
解説
行政法の配点は112点で、全体(300点)の約37.3%を占めています。これは全科目の中で最大の配点であり、民法の76点(約25.3%)を大きく上回ります。行政法と民法を合わせると188点(約62.7%)となり、この2科目だけで合格点の180点を超える計算です。行政法を最優先科目として学習することが、合格への最短ルートです。

初学者が陥りがちな5つの失敗

法学初学者がやりがちな失敗パターンを紹介します。事前に知っておくことで、同じ轍を踏まずに済みます。

失敗1:全科目を均等にやろうとする

「行政法も民法も憲法も商法も一般知識も、全部バランスよくやらなきゃ」と考えて、全科目に均等に時間を配分してしまうパターンです。

行政書士試験は配点が科目ごとに大きく異なります。行政法(112点)と民法(76点)で全体の約63%を占めるのに対し、商法・会社法は20点(約7%)にすぎません。全科目均等に学習するのは、非効率の極みです。

正しい時間配分の目安

科目学習時間の配分行政法35%民法25%憲法15%一般知識10%商法・会社法10%基礎法学5%

失敗2:難解な学説に深入りする

テキストや参考書に「A説とB説の対立」が載っていると、どちらが正しいのか気になって深入りしてしまう人がいます。しかし、行政書士試験で学説の対立が正面から問われることは極めて稀です。

行政書士試験で問われるのは、判例・通説の立場です。少数説や学説の細かい対立点に時間を費やすのは、限られた学習時間の浪費です。テキストの欄外に小さく書かれているような学説は、読み飛ばしても問題ありません。

失敗3:テキストを読むだけでアウトプットしない

テキストを最初から最後まで通読して「よし、勉強した」と満足してしまうパターンです。テキストを読むだけのインプット学習は、知識の定着率が非常に低く、試験で使える力にはなりません。

認知心理学の研究では、「テスト効果」と呼ばれる現象が確認されています。これは、情報を読むだけよりも、テスト(問題を解く)形式でアウトプットする方が記憶の定着率が高いという現象です。

テキストを1セクション読んだら、すぐに関連する過去問や一問一答を解く。このインプットとアウトプットのサイクルを回すことが、初学者であっても最初から意識すべきポイントです。

失敗4:最初から完璧を目指す

「テキストの1ページ目から完璧に理解してから次に進もう」と考える完璧主義は、初学者にとって最大の罠です。法律の学習は、1回で完璧に理解することがそもそも不可能なように設計されています。

行政法を学んで初めて憲法の意味がわかる、民法を学んで初めて行政法の理解が深まる。法律の科目は相互に関連しているため、全体を一通り学んでから戻ってくると理解が進む、ということが頻繁に起こります。

1回目の学習で6割理解できれば上出来です。「わからない部分があっても先に進む」勇気を持ちましょう。2回転目、3回転目で必ず理解できるようになります。

失敗5:勉強法を調べることに時間を使いすぎる

「最も効率的な勉強法は何か」「おすすめのテキストはどれか」とネットで調べ続けて、実際の学習がなかなか始まらない人がいます。勉強法の研究は大切ですが、ある程度の方向性が決まったら、あとは手を動かすことが最優先です。

完璧な勉強法を見つけてから始めようとするのではなく、まず始めてみて、合わなければ修正する。この「走りながら考える」スタイルが、初学者には最も効果的です。

初学者のための最初の3ヶ月スケジュール

法学初学者が学習を始めてからの3ヶ月間のスケジュール例を紹介します。

1ヶ月目:法律の基礎+行政法総論

週学習内容ポイント第1週法律入門書を読む+法律用語の暗記テキストに入る前の準備運動第2週行政法テキスト(行政法総論:行政行為・行政裁量)用語を確認しながらゆっくり読む第3週行政法テキスト(行政手続法)+過去問5問/日テキストと過去問を並行して進める第4週行政法テキスト(行政手続法の続き)+過去問5問/日行政手続法の条文を六法で確認する

2ヶ月目:行政法の中核部分

週学習内容ポイント第1週行政不服審査法+過去問7問/日手続法との違いを比較しながら学ぶ第2週行政事件訴訟法(取消訴訟)+過去問7問/日訴訟要件を丁寧に理解する第3週行政事件訴訟法(義務付け・差止め訴訟)+過去問7問/日申請型と非申請型の違いに注目第4週国家賠償法+地方自治法+過去問10問/日行政法の仕上げ。1ヶ月目の復習も行う

3ヶ月目:民法への着手+行政法の復習

週学習内容ポイント第1週民法総則(意思表示・代理)+行政法の過去問復習行政法の記憶を維持しつつ民法に着手第2週民法総則(時効)+物権法(物権変動)+過去問具体例をイメージしながら理解する第3週民法(抵当権・債務不履行)+過去問事例を図に書いて整理する第4週3ヶ月間の総復習+苦手分野の洗い出しここまでの学習を振り返り、4ヶ月目以降の計画を立てる

この3ヶ月で行政法の全体像と民法の基礎をカバーできれば、初学者としては上出来です。この後は残りの科目に着手しつつ、行政法と民法の過去問を繰り返し解いていきましょう。

独学と予備校の判断基準

法学初学者にとって、「独学か予備校か」は大きな悩みどころです。それぞれのメリット・デメリットを整理し、判断基準を示します。

独学が向いている人

特徴理由自分でスケジュール管理ができる独学は自由だが、計画性がないと挫折しやすいテキストを読んで自力で理解できる講義がなくてもテキストの内容を理解できる読解力がある費用を抑えたいテキスト+過去問集で1〜2万円程度に収まる学習時間を柔軟に確保したい予備校の講義スケジュールに縛られたくない

予備校が向いている人

特徴理由法律をゼロから学ぶので不安が大きい講師の解説があると理解が格段に早い独学で計画を立てるのが苦手カリキュラムに沿って進めれば、自分で計画を立てる必要がない質問できる環境がほしいわからない部分を質問できることで、つまずきを早期に解消できる一度受験して不合格だった独学の限界を感じている場合、プロの指導が効果的

判断のフローチャート

最終的には、以下の2つの質問で判断できます。

質問1:テキストを1時間読んで、8割以上理解できるか?

  • はい → 独学でOK
  • いいえ → 予備校を検討

質問2:半年以上の学習計画を自分で立てて実行できるか?

  • はい → 独学でOK
  • いいえ → 予備校を検討

2つとも「はい」なら独学、1つでも「いいえ」なら予備校を検討する価値があります。ただし、予備校に通っても最終的には自分で問題を解く時間が必要であることに変わりはありません。予備校はあくまで「理解を助けてくれるツール」であり、合格を保証してくれるものではないことを忘れないでください。

確認問題

行政書士試験の初学者は、まず憲法から学習を始めるのが最も効率的である。○か×か。

○ 正しい × 誤り
解説
初学者が最初に学ぶべき科目は行政法です。行政法は300点中112点(約37.3%)を占める最大配点科目であり、条文ベースの出題が多いため初学者でも取り組みやすい特徴があります。憲法は判例の趣旨を理解する必要があり、ある程度の法律的素養が求められるため、行政法で法律の基本的な思考方法を身につけてから取り組む方が効率的です。

まとめ

法学初学者が行政書士試験の学習で最初にやるべきことを整理します。

  • ステップ1「法律用語の基礎固め」が学習効率を決める: 善意・悪意・推定・みなすなどの法律用語を事前に理解しておくことで、テキストの読解速度が格段に上がる。入門書1冊を1〜2週間で読み切り、法律の「空気感」をつかもう
  • ステップ2「試験の全体像把握」で学習の優先順位を明確にする: 行政法112点、民法76点という配点構造を理解し、この2科目に学習時間の60%を集中させる。一般知識の足切り(6問正解)にも注意が必要
  • ステップ3「行政法から始める」のが合格への最短ルート: 最大配点・条文ベース・他科目への波及効果の3つの理由から、初学者は行政法から学習を始めるべき。行政手続法と行政不服審査法は条文暗記が直接得点に結びつくため、早期の得意科目化が可能

法学初学者だからといって、合格できないということは全くありません。正しい順序で、正しい方法で学習を進めれば、法学部出身者と同じ土俵で戦えるようになります。まずは今日から、ステップ1の法律用語の学習を始めてみてください。

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よくある質問

Q1. 法律の入門書は何日くらいで読むべきですか?

1〜2週間で読み終えるのが理想です。入門書はあくまで「準備運動」であり、深く理解する必要はありません。法律用語の意味と、条文の読み方の基本がなんとなくわかれば十分です。入門書に3週間以上かけるのは時間の使いすぎです。早めに行政書士試験のテキストに進み、実際の試験範囲の学習を始めましょう。

Q2. 法学検定やビジネス実務法務検定を先に受けるべきですか?

不要です。法学検定やビジネス実務法務検定は、行政書士試験とは出題範囲や形式が異なります。これらの検定を先に受けても、行政書士試験の合格に直結する力は身につきません。法律の基礎力を鍛えたいのであれば、行政書士試験の過去問を解く方がはるかに効率的です。

Q3. 初学者は何月から学習を始めるのが最適ですか?

11月の試験に向けて、前年の12月〜1月に学習を開始するのが理想です。これにより約11〜12ヶ月の学習期間を確保でき、初学者に必要な800〜1000時間の学習時間を無理なく確保できます。3月〜4月スタートの場合は約7〜8ヶ月で、1日の学習時間を多めに確保する必要があります。6月以降のスタートは、初学者にはかなりタイトなスケジュールとなります。

Q4. 最初からアプリで学習するのは効果的ですか?

アプリでの学習は「補助」として非常に効果的ですが、最初のインプットはテキストで行うことをおすすめします。テキストで体系的に知識をインプットし、アプリの一問一答でアウトプットするという流れが最も効率的です。テキストを読まずにいきなりアプリの問題を解くと、断片的な知識しか身につかず、体系的な理解ができなくなるリスクがあります。

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