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【2026年最新】行政書士試験の勉強法を徹底解説

2026年の行政書士試験に合格するための勉強法を徹底解説。試験の概要・合格率・科目構成から、独学と予備校の比較、科目別の攻略法、直前期の過ごし方まで、初心者にもわかりやすくまとめました。

2026年 行政書士試験の概要

行政書士試験は毎年11月の第2日曜日に実施される国家資格試験です。2026年度の試験は2026年11月8日(日)に実施される見込みです(正式な日程は例年7月頃に公示されます)。

試験の基本情報を整理しておきましょう。

項目内容試験日2026年11月第2日曜日(予定)試験時間13:00〜16:00(3時間)受験資格制限なし(誰でも受験可能)受験料10,400円合格発表翌年1月下旬試験実施機関一般財団法人 行政書士試験研究センター

行政書士試験は受験資格に制限がないため、年齢・学歴・国籍を問わず誰でもチャレンジできます。近年では、会社員が働きながら資格取得を目指すケースや、法学部以外の出身者が挑戦するケースも増えています。

試験の出題形式

試験は以下の3つの出題形式で構成されています。

  • 5肢択一式:5つの選択肢から正解を1つ選ぶ(40問・160点)
  • 多肢選択式:20の選択肢から空欄にあてはまるものを選ぶ(3問・24点)
  • 記述式:40字程度で解答を記述する(3問・60点)

合計300点満点で、法令等科目(244点)と一般知識等科目(56点)に分かれています。

合格率と合格基準を正しく把握する

行政書士試験の合格基準は絶対評価です。つまり、他の受験生との相対評価ではなく、自分が基準点を超えれば必ず合格できます。

合格基準点(3つの条件を全て満たす必要あり)

  1. 法令等科目:122点以上(244点満点の50%以上)
  2. 一般知識等科目:24点以上(56点満点の約43%以上)
  3. 試験全体:180点以上(300点満点の60%以上)

特に注意すべきは「一般知識等科目の足切り」です。一般知識は14問中6問以上の正解が必要で、ここで足切りにかかると法令科目がどれだけ高得点でも不合格になります。

近年の合格率推移

年度受験者数合格者数合格率2021年47,870人5,353人11.18%2022年47,850人5,802人12.13%2023年46,991人6,571人13.98%2024年46,991人6,108人15.7%

合格率は概ね10〜15%前後で推移しています。10人に1〜2人が合格する試験であり、しっかりとした対策が必要です。

科目構成と配点を理解する

行政書士試験を攻略するうえで、科目ごとの配点と出題数を正確に把握することが極めて重要です。配点の高い科目に重点的に時間を投下するのが合格への近道です。

法令等科目(5科目・244点満点)

科目5肢択一多肢選択記述式合計配点基礎法学2問(8点)--8点憲法5問(20点)1問(8点)-28点行政法19問(76点)2問(16点)1問(20点)112点民法9問(36点)-2問(40点)76点商法・会社法5問(20点)--20点

一般知識等科目(56点満点)

科目5肢択一合計配点政治・経済・社会7問28点情報通信・個人情報保護4問16点文章理解3問12点

行政法(112点)と民法(76点)だけで全体の約63%を占めます。この2科目が合否を決めると言っても過言ではありません。

独学 vs 予備校|どちらを選ぶべきか

行政書士試験の学習方法は大きく「独学」「予備校(通信含む)」の2つに分かれます。それぞれのメリット・デメリットを整理しましょう。

独学のメリット・デメリット

メリット

  • 費用が安い(テキスト・問題集で2〜3万円程度)
  • 自分のペースで学習できる
  • 通学時間が不要

デメリット

  • 学習計画を自分で立てる必要がある
  • 疑問点を質問できない
  • モチベーション維持が難しい
  • 法律初学者には理解が困難な分野がある

予備校のメリット・デメリット

メリット

  • 体系的なカリキュラムで効率的に学べる
  • 講師に質問できる
  • ペースメーカーになる
  • 合格に必要な情報が整理されている

デメリット

  • 費用が高い(通信5〜20万円、通学20〜30万円)
  • 決められたペースに合わせる必要がある

判断基準

以下に当てはまる方は独学が向いています。

  • 法学部出身や法律系資格の学習経験がある
  • 自分でスケジュール管理ができる
  • 費用を抑えたい

以下に当てはまる方は予備校がおすすめです。

  • 法律の学習が完全に初めて
  • 短期間(1年以内)で合格したい
  • 独学で挫折した経験がある

おすすめ勉強スケジュール(12ヶ月計画)

11月の試験から逆算した12ヶ月の学習スケジュールをご紹介します。学習開始は前年の12月〜1月が理想です。

第1期:基礎固め(12月〜3月)

  • 学習時間の目安:1日2〜3時間
  • やること:民法と行政法のテキスト精読、基本概念の理解
  • ゴール:民法の総則・物権・債権、行政法の行政手続法・行政不服審査法・行政事件訴訟法の全体像を把握する

第2期:知識定着(4月〜6月)

  • 学習時間の目安:1日3〜4時間
  • やること:過去問演習を開始、憲法・商法の学習開始
  • ゴール:民法・行政法の過去問正答率60%以上、憲法・商法の基礎完成

第3期:実力養成(7月〜9月)

  • 学習時間の目安:1日4〜5時間
  • やること:全科目の過去問周回、記述式対策開始、一般知識対策開始
  • ゴール:過去問正答率80%以上、記述式の書き方を習得

第4期:直前仕上げ(10月〜11月)

  • 学習時間の目安:1日5〜8時間
  • やること:模試受験(2〜3回)、弱点補強、一般知識の時事対策
  • ゴール:模試で180点以上を安定して取れる状態

科目別の勉強法

行政法(112点)──最優先科目

行政法は配点が最も高く、かつ「暗記」で得点しやすい科目です。条文知識と判例の正確な理解が求められます。

攻略のポイント

  1. 行政手続法・行政不服審査法・行政事件訴訟法の「条文」を繰り返し読む
  2. 地方自治法は頻出条文に絞って学習する
  3. 判例は「結論」だけでなく「理由付け」まで押さえる
行政事件訴訟法第3条第2項
この法律において「取消訴訟」とは、行政庁の処分その他公権力の行使に当たる行為の取消しを求める訴訟をいう。

行政法では、このような条文の正確な知識が問われます。テキストを読むだけでなく、条文そのものに当たる習慣をつけましょう。

民法(76点)──理解が鍵

民法は暗記だけでは対応できず、制度趣旨の「理解」が不可欠です。特に記述式で2問出題されるため、正確な知識と表現力が求められます。

攻略のポイント

  1. 「原則と例外」の構造を意識して学ぶ
  2. 典型的な事例問題を数多くこなす
  3. 記述式は「要件→効果」のパターンで書く練習をする

憲法(28点)──判例学習が中心

憲法は条文数が少ない一方、判例からの出題が中心です。最高裁判例の事案・争点・結論・理由付けを整理して覚えましょう。

商法・会社法(20点)──深追い禁物

商法・会社法は配点が20点と低いにもかかわらず、範囲が広い科目です。頻出テーマ(株式・機関・設立)に絞って学習し、5問中3問の正解を目標にしましょう。

一般知識(56点)──足切り回避が最優先

一般知識は「文章理解」と「情報通信・個人情報保護法」で確実に得点し、足切りラインの6問正解を死守する戦略が有効です。

直前期の過ごし方(試験1ヶ月前)

試験直前の1ヶ月間は、合否を大きく左右する重要な期間です。以下のポイントを意識して過ごしましょう。

やるべきこと

  1. 模試を最低2回受ける:本番と同じ3時間で解く練習をする。時間配分の感覚を身につける。
  2. 弱点の集中補強:模試や過去問で間違えた論点をリスト化し、重点的に復習する。
  3. 記述式の答案練習:1日2〜3問、実際に手で書く練習をする。
  4. 一般知識の時事対策:直近1年のニュース(法改正、政治・経済の動向)をチェックする。
  5. 条文の総復習:行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法の条文を通読する。

やってはいけないこと

  • 新しいテキストや問題集に手を出す
  • 睡眠時間を削って勉強する
  • SNSの合格体験記に振り回される
  • 出題予想に過度に依存する
確認問題

行政書士試験の合格基準は相対評価であり、上位10%に入れば合格できる。

○ 正しい × 誤り
解説
行政書士試験の合格基準は絶対評価です。法令等科目122点以上、一般知識等科目24点以上、全体で180点以上(300点満点中60%以上)の3条件を全て満たせば合格となります。
確認問題

行政書士試験において、行政法と民法の配点を合計すると全体の約63%を占める。

○ 正しい × 誤り
解説
行政法は112点、民法は76点で合計188点です。300点満点のうち約63%を占めるため、この2科目の攻略が合格の鍵となります。
確認問題

一般知識等科目では、14問中8問以上正解しないと足切りとなり不合格になる。

○ 正しい × 誤り
解説
一般知識等科目の足切りラインは24点以上(14問中6問以上の正解)です。8問ではなく6問が正しい基準です。

まとめ

2026年の行政書士試験に合格するためのポイントを整理します。

  1. 科目の優先順位を明確にする:行政法(112点)と民法(76点)に学習時間の6〜7割を投下する
  2. 合格基準を正確に理解する:絶対評価で180点以上、一般知識の足切り(24点)に注意
  3. 自分に合った学習方法を選ぶ:法律初学者は予備校、経験者は独学も十分に可能
  4. 12ヶ月の計画を立てる:基礎固め→知識定着→実力養成→直前仕上げの4フェーズ
  5. 直前期は新しいことに手を出さない:模試と弱点補強に集中する

行政書士試験は決して簡単な試験ではありませんが、正しい方法で計画的に学習すれば合格は十分に可能です。まずは試験の全体像を把握し、自分なりの学習計画を立てることから始めましょう。

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